雨と雪

いずれ雨も雪もやむでしょう。雨と雪、ふたりの男の話・・・

そのとき

今年の夏とは比較にならないんだろうけど


2年前の夏も暑かった。


ある日、突然雨が事務所内に戻ってきた
ただでさえ白い顔を青白くさせて 
何か言いたそうにこちらを見てる


なにかおかしい!


どうしたの?!


皆が一斉に雨に注目した
私はすでに腰が浮いて
雨に向かって歩きだしていた


雨:「頭痛くて、、、薬ありますか、、」
私:「熱中症??」
雨:「わかんないけど、、頭痛くて、、」


薬を持って、横になった方がいいよと
休憩室へ誘導した
たぶん 雨は 自分でなんでもできたと思う


わざわざ薬を出して、水をコップにくみ、渡した
雨に甲斐甲斐しく接したかった


薬を飲んだ雨に「熱は?」と聞いた


雨:「たぶんないと思う」 


ちょっとごめんね






私は



雨の額に触れた



はじめて
雨に触れた瞬間だった