雨と雪

いずれ雨も雪もやむでしょう。雨と雪、ふたりの男の話・・・

あそこで

雨と向かったのは近くの
ある施設の駐車場


季節ものの施設なので
普段はあまり人がいないし
車も停まっていない


雨が先に行き
待っていた


私が隣に停めると雨は車から降りてきて
私がドアを開けると(同時に)
遠慮がちに乗り込んできた


ドライブ以来だ
雨が助手席にいる


言葉はいらなかった


照れくさいながらも見つめ合うと
すぐにキスをした
お互い止められない勢いだった


雨はどう思っていただろう・・
雨のキスは激しくて力強くて


私は驚いた


何度も何度も
いつまでも続いた


手に、腕に、力が入り
私は雨の背中に手を回した


それから少し話してはキスをして・・・


少し話してはキスをして・・・


もう帰らないと。。という時間ギリギリまで
そうやって過ごした


その場所はこれから二人で会うときの
「あそこで」となった