雨と雪

いずれ雨も雪もやむでしょう。雨と雪、ふたりの男の話・・・

もうだめ

*回想です
ハードル - 雨と雪    


何度目かの車の中、私は雨と
相変わらず服を着たまま重なりあっていた


雨はゆっくりと静かに
それでいて一定のリズムで動いていた


私は
「動かないで・・・」と
雨の太ももを抑えた


それでも雨は動かすのをやめなかった


雨の首元に顔を埋めつつ
こみ上げてくる声を、深く息を吐き出して逃した


雨の動きは静かだけどだんだんと力強くなっていった


私は苦しくなった


身体に力が入り雨の背中に回した手は
雨の服をギュッと掴んでいた



雨のリズムがどんどん早くなる。。。



私は自分の一番感じる場所に
雨があたっているのがよくわかった



雨と一体になってる気がした



雨がリズミカルになってきた



これ以上は・・・
限界だ


「もうだめ・・」
私は雨の上からスルリと降りてしまった



すると雨も
「おれももうだめ・・・」と言った


雨は自分のベルトに手をかけた